第3回エステティックグランプリの大会報告をご紹介しております。
第3回大会総括 (初代理事長 志田伊織)
第3回エステティックグランプリ総括・・・大会テーマ「使命」
エステティックに夢や誇りを持ったエステティシャンが日本を美しくする これは、私自身が、信じていることでもあり、 エステティシャンへの願い、 エステティックという仕事の存在意義
また、エステティックグランプリの「活動趣旨」や「想い」そのものを表す大切な大切な言葉でもあります。
このエステティックグランプリは、2010年4月、わずか7人の有志により産声を上げました。
発足当初は、皆様方に、受け入れてもらえるのか、 エステティシャンやエステティックサロンにとって 少しでも何かのお役にたつことができるのか?と、 迷いと不安に、格闘する日々でした。
それでも、志高い有志、次第に集まる仲間と共に、 覚悟を決め、無我夢中で歩んできました。
月日がたつのは早いもので、今、こうして第3回大会を迎えています。
まずはこうして、第3回大会が開催できたこと、これまで、歩んでこれたこと、 ご尽力いただいた全ての皆様方に、エステティックグランプリを代表致しまして心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
第3回大会を開催するにあたり、大会テーマを「使命」とさせて頂きました。この「使命」という言葉は、大会テーマのみならず、エステティシャンの使命とは何か、エステティックサロンの使命とは何か、また、エステティックグランプリの使命とは何かを考え、1年間の活動テーマとしても実行委員一同が意識し、今日この日まで準備を重ねて参りました。
また、私自身も「使命」という言葉の意味について、深く考えさせられました。
自らが選択する事が出来る「命」をどのように使うかを「決断」し「行動」に変えていくのか?
「使命」という言葉の意味を考えているうちに、私自身に、何をすべきか?と、問いかけられている言葉にも思えました。
今、この瞬間、日本は、先が見えない経済の中で、エネルギー問題、医療費の高騰、そして少子高齢化、その他、様々な問題に直面しています。これらの問題を解決するには、「自分だけが良ければそれでいい」という考え方を捨て、この日本に生まれた以上、この日本で経済活動をしている以上、国が抱える諸問題に対し、一人一人が真剣に向き合い、知恵を出し合い、考え行動していく事が重要なのではないかと思います。
エステティックという仕事は、女性が主体となる職業です。女性が社会進出した現代社会においては、日本の抱えるこれらの問題をも解決できる可能性を持つ、重要な産業であり、たくさんの期待が秘められていると、私は感じています。
「お客様の幸せの為」にと生まれたサービス業であるエステティック業は、「人を喜ばせる」という意味において、最も気高く、称賛に値する仕事だと思っています。
エステティシャンという仕事を選び、技術や精神的な癒しを学びながら、「施術を通して人と人とがつながり、安心と癒しを共有する」この大切さを実感してきたエステティシャンたちは、「自らの“手”」で、誰からも認められ、憧れられる高い人間性を持ったエステティシャンになる事が、
自分自身の「使命」を全力で果たしていくということではないかと思います。
エステティックグランプリは、この決勝大会が注目されますが、全国7支部に分かれ、地域勉強会をほぼ毎月開催させて頂いています。経営の事、接客サービスの事、スタッフ教育の事など、様々な勉強会を通じて、サロンの質向上、エステティシャンのスキルや人間性の向上を目的に互いに学びあってきました。
そんな全国の地域勉強会でお会いした皆様に、エステティックグランプリを作ってくれてありがとう、そんな、本当に嬉しいお言葉を頂きました。と、同時に今大会で任期を終えるというご挨拶をさせて頂く中で、「なぜ理事長をやめるんだ」と嬉しいおしかりの言葉も頂きました。
そんなとき僕は、こんな風にお応えさせて頂きました。
16年間、この業界に関わり、エステティックというこの素晴らしい仕事が、なぜ認められないんだ?と、悔しい想いをしてきました。でもそれは皆さんも同じはずです。どうかこの想いを受け継いでもらえないだろうか?と。
このエステティックグランプリは、私のものではなく、この業界を良くする活動そのものであり、今この瞬間も、現場で働いている、一人一人のエステティシャンのためにあるものだと思っています。
今大会まで、理事長を勤めさせて頂きましたが、こんな僕を「理事長」と呼んでくれ、支えてくれ、時には叱ってくれた、今まで出会った全ての皆様への恩返しとして、これからも、この業界に関わる一人としての「使命」は、この胸の中に深く刻まれています。これからもこの業界の為、この日本のために行動していきます!
本日、皆様がこの会場を出られる時、それぞれの胸に「使命」という言葉の意味を刻み、エステテッィックという素晴らしい仕事に、夢や誇りを持ち、理念である「共に学び、共に成長し、共に輝く」の精神で、競争の枠を超え、互いに切磋琢磨しながら技術や意識を高め合っていただきたい。
そして、100年後のエステ業界に想いを馳せ、明日から行動を起こしてくれる事を願っています。
エステティックグランプリは、10年、20年、30年と続いていくと思います。
これからもこの業界を守り育ててくださった先人達への感謝を忘れず、その「志」を引き継ぎ、次世代へと絆を繋いでいくためにも、今大会テーマの「使命」を胸に刻み、業界最大の団体にしたいだとか!我々が考える基準で、業界を統一したいだとか!そんな事はこれっぽっちも、これっぽっちも考えず、エステティックを愛する皆様と手と手を取りあい、これからも、たった一人でも、「たった一人でも」「現場で働くエステティシャンを輝かせる為」という原点を忘れない事こそが、業界を明るい未来へ導くと信じ、更に更に皆様のご期待に応えれるよう進化していきたいと思います。
大会開催にあたり、大会趣旨にご賛同頂き、多大なるご協力を頂いたサポーター企業様、エステティシャンに多くの学びの場をご提供いただいた先生方、全国549のエントリーサロン様、昨日、今日と、素晴らしい技術を披露して頂いた、代表エステティシャンの皆様、心熱くなる、想いのこもったプレゼンテーションをして頂いたプレゼンサロンの皆様、この1年間、共に活動してくださった実行委員の皆様、そして本日、この会場にお越しいただいた、5,000人の皆様、
全ての皆様に、心より感謝申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
大会参加数
エントリーサロン数 | 549サロン(途中辞退含む) |
---|---|
サポーター企業数 | 47社 |
4/22 セミファイナル 来場者数 | 912人(運営スタッフ含む) |
4/23 グランプリファイナル 来場者数 | 4182人(運営スタッフ含む) |
概算収支報告
(単位:円)
収入 | 支出 | ||
---|---|---|---|
実行委員会費(131名) | 3,300,000 | 覆面調査費 | 8,583,750 |
エントリー費(541サロン) | 15,440,000 | 広告宣伝費(製作・広報・印刷・出展費) | 5,017,943 |
関連グッズ売上げ | 3,041,560 | 関連グッズ(製作・仕入費) | 8,377,428 |
サポーター協賛金 | 31,000,000 | 会場費(大会・会議) | 8,017,945 |
観戦チケット売上げ | 13,435,438 | イベント費(演出・設営費など) | 14,246,433 |
雑収入 | 55,440 | 運営費(事務局委託費・外部委託費・活動費・送料など) | 21,313,018 |
小計 | 66,272,438 | 小計 | 65,556,517 |
合計 | 715,921 |
※余剰金は次回大会へ繰越し