第8回エステティックグランプリの大会報告をご紹介しております。
第8回大会総括 (4代目理事長 三谷愛)
第8回エステティックグランプリ総括・・・大会テーマ「希望」
「エステティックに夢や誇りを持ったエステティシャンが日本を美しくする」
この想いを胸に、2010年にたった7人から始まったエステティックグランプリも8年という月日が流れました。
エステティックグランプリの活動を通して、全国にエステティックを心から愛する人にたくさん出会う事が出来ました。こうして今日この日が迎えられるのも、多くの方々のお陰です。
また、今大会は3年ぶりのパシフィコ横浜で開催する運びとなりました。
まず、今大会を開催できました事、エステティックグランプリを代表いたしまして心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
「エステティックに夢や誇りを持ったエステティシャンが日本を美しくする」この言葉は、エステティックグランプリ発足当初から私たち全国の実行委員が信じている大切な言葉です。
エステティックは、美しさを通して人を幸せにする仕事。
エステティックは、人の心を優しくする仕事。
エステティックは、時には人の人生をも変えることができる仕事。
日々、現場で頑張っているエステティシャンは目の前のお客様と真剣に向き合い、お肌に触れ、人の心に触れ、その人の人生にまで深く関わることができる、誇り高き仕事です。
そんなエステティシャンを一人でも多く輝かせたい。
エステティックの素晴らしさを伝えたい。
ただただそんな純粋な想いで歩んできました。
「共に学び、共に成長し、共に輝く」
この理念が
どうしたら実現していけるのか、
どうしたらエステティシャンが輝くのか、
どうしたら一つひとつのサロンが繁栄していけるのか、
もっともっと希望溢れる未来にしていきたいと、今期のテーマを「希望」と掲げ、一年間の活動テーマにし取り組んできました。
1つめは「業績向上勉強会」、もう1つは「エステティシャン人口を増やす活動」です
エステティックグランプリでは、創業当時からサロンの「顧客満足度」の向上が業績向上につながると信じ、モニター調査に全力で取り組んできました。
サロンの顧客満足度は向上した一方で、サロンの業績に結びつけられていないという声も多くいただきました。
そこで、モニター調査を活用し、CS、ES向上に繋げる業績向上勉強会をスタートさせました。お客様の生の声を業績に繋げ、一つでも多くのサロンが繁栄していく事が、結果、業界発展に繋がると信じ取り組んでいます。
また、2つ目のエステティシャン人口を増やす活動では、
「エステティシャンという職業をもっと子供のうちに触れて欲しい」という想いで、まずは自分たちができることとして、中学校に出向き職業講話を行ったり、2年前から中四国支部で開始していた高校生エステティシャン1日体験の企画を関東、中部、関西でもスタートさせました。
少子高齢化社会である今、どの業界も人材不足です。
エステティック業界においても例外ではなく、エステティシャンを目指す人も年々減ってきており、サロンの採用活動にも大きく影響が出始めています。
子供たちがエステティックに触れる時期は遅く、美容室のように幼少期から親御さんに連れられて行く事はほとんどありません。
職業講話を聞いた中学生は、
「エステは人を笑顔にする仕事なんだと知りました」
「教わったマッサージを帰ってお母さんにしてあげたいと思います」
「夢がなかった私にエステティシャンになりたいという夢ができました」
と、
そこにはキラキラした笑顔がありました。
そこにはキラキラした未来がありました。
そこにはキラキラした希望がありました。
この活動はすぐに結果がでるものではないかもしれません。
とても地道な活動ですが、もっと多くの子供たちにエステティシャンという職業の素晴らしさに触れてもらい、伝えていくことで、10年後20年後の未来のエステティック業界を作ると信じ、継続していきたいと思っています。
女性が多く活躍するこの業界において、
エステティシャンという職業は、
生涯現役として輝き続ける事が可能な職業です。
女性には結婚、出産、育児、そして子離れと様々なステージがあります。
しかし、身につけたスキルはまさに手に職をつける事、女性が自立し主体となって活躍できる職業です。
私自身も母が創業したエステティックサロンを継ぎ、現在は自身でサロンを経営する中で、日々試練と困難の積み重ねですが、次第にエステティックに魅了され、大切なスタッフの成長が自身の何にも変えがたい喜びとなりました。
また、私には一人息子がいます。
息子には仕事ばかりの私にたくさん寂しい想いをさせてしまったかもしれません。
女性が社会で活躍する事は、簡単ではなく覚悟と勇気のいる事です。
しかし、
女性がイキイキと働く姿、
社会で人のお役に立つ姿は、子供たちの希望となり、
日本を元気にする事さえできる可能性に満ち溢れた業界だと私は思うんです。女性がめいっぱい活躍できる、そして日本が誇れるこの産業を繋いでいきたいと思います。
エステティックグランプリが立ち上がった当初、私の周りには、
「一人でも多くのエステティシャンを輝かせたい!」
「本気で業界をよくしたい!」
「この活動が必ず業界の未来を明るくする!」
そう信じて疑わず、誰かのために、何かのために、業界のために、いつも熱く語る諸先輩方がいました。
その姿は情熱に溢れていて、眩くもありました。
はじめはそのブレのない姿に、ただただ圧倒されるばかり。
自社の事で精一杯なはずなのに、
なんでこんなにも熱くなれるんだろう。
どこからそのエネルギーが湧いてくるんだろう。
そう、当時の私は思っていました。
しかし、少しずつエステティックグランプリに関わる中で、
現場のエステティシャンに夢と誇りを感じさせてくれるエステティックグランプリが私にとって、またこの業界の夢と希望だと強く感じるようになりました。
エステティックグランプリには、
エステティシャンの真剣な眼差し、
嬉し涙、悔し涙、
仲間の応援、家族の応援、
そしてエステティシャンの成長がありました。
キラキラとした目でいつかあの舞台に立ちたい!
仲間の期待に応えたい!
自分が成長する事で、大切な人に恩返しがしたい!
そんなエステティシャンたちの温かい想いに満ち溢れていました。
でも時には、
何のために始めたのか
何のために在るのか
何のための活動なのか
悩み迷いそうになる時もあります。
しかし、そんな時、いつも思い浮かべるのは、
現場で頑張っているエステティシャンたちの笑顔です。
本日壇上に立たれたエステティシャンの方々の熱い想いは、
私たちの希望そのものです。
本日ご来場の皆様方が
今日この会場でエステティックという仕事に少しでも
希望を感じて頂き、何か一つ一歩踏み出す勇気を持って頂けたなら、エステティック業界の明るい未来が待っていると私は信じています。
私たちエステティックグランプリは、
現場で頑張っているエステティシャンの笑顔を想い、
お客様の幸せを願い、
原点を忘れず、
「共に学び、共に成長し、共に輝く」の理念のもと、
エステティックグランプリがエステティシャンの
そしてエステティック業界の
希望となれるよう、
これからもエステティシャンが輝くステージを創り続けていきます。
エステティックグランプリの理念にご賛同いただきエントリーしてくださった全国のエントリーサロンの皆さま、
自社の取り組みを惜しげもなく発表し、心に響くプレゼンをして下さった代表3サロンの皆さま、
愛情溢れる素晴らしい技術を披露してくださった代表エステティシャンの皆さま、
エステティシャンたちにたくさんの学びを提供してくださった先生方、
日頃から多大なるご支援を頂いているサポーター企業の皆さま、
一年間、たくさんの想いとたくさんの活動を共にしてくださった実行委員の皆さま、
本日大切な時間を使ってこの会場に足を運んでくださった皆さま、
そして、エステティックグランプリに関わってくださった全ての皆様に理事・実行委員を代表いたしまして心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
大会参加数
エントリーサロン数 | 526サロン |
---|---|
サポーター企業数 | 51社 |
4月5月開催 エリアファイナル(各地合算) | 約1860人 |
5/23 モデルサロンプレゼン部門セミファイナル | 約150人 |
7/4 セミファイナル 来場者数 | 約650人(運営スタッフ含む) |
7/5 グランプリファイナル 来場者数 | 約2000人(運営スタッフ含む) |
概算収支報告
(単位:円)
収入 | 支出 | ||
---|---|---|---|
実行委員会費(183 名) | 3,424,531円 | モニター調査費 | 8,686,274円 |
エントリー | 15,033,094円 | 広告宣伝費 (広報・印刷・ガイドブック・WEB サイトなど) |
15,033,094円 |
チケット (本大会・エリアファイナル) |
10,446,562円 | 委員会費 | 2,269,226円 |
サポーター協賛 (オフィシャル・エリア協賛・個人協賛) |
37,939,261円 | 会議費 (会議室・理事会交通費など) |
5,081,790円 |
勉強会 (参加費・テキスト代など) |
5,975,438円 | 大会イベント費 (本大会・エリアファイナル・会場・演出・設営・備品など) |
21,765,904円 |
その他 | 15,993円 | 勉強会運営費 (会場・講師・備品など) |
8,517,345円 |
運営費 (事務局費・外部委託費・理事活動費・送料・交通費など) |
25,321,802円 | ||
小計 | 72,834,879円 | 小計 | 71,281,219円 |
合計 | 1,553,660円 |
※余剰金は次回大会へ繰越し