第4回エステティックグランプリの大会報告をご紹介しております。
第4回大会総括 (2代目理事長 榎戸淳一)
第4回エステティックグランプリ総括・・・大会テーマ「未来」
今から4年前、2010年4月。
「エステティシャンたちを輝かせたい」
「エステティック業界をよくしたい」
「ただ純粋に」そんな想いを持った7人の同志が集まり、このエステティックグランプリが立ち上がりました。
今、こうして皆様の前でお話させていただいている私もその中の1人でした。
当初は、「いったい何から始めればいいのか」
「人やお金はどうするのか」
「本当に受け入れてもらえるのか」
そんな不安ばかりが先走り、自分たちは大きな夢はあるものの、現実は全く先が見えない状況でした。
それでもお互いに覚悟を決め、何度も話し合い、議論をぶつけ、
「共に学び、共に成長し、共に輝く」この理念を掲げ、活動していくことを決めました。
それまで横のつながりが少なかったこの業界に、
サロン同士、エステティシャン同士が切磋琢磨しながら、学び合うこと。
お互いの良いところは真似、
お互いに困っているときは手を差し伸べてあげる。
そんなつながりを持つことで、業界全体の成長・発展にお役立ちできるのではないか。
そう考えたからです。
4年たった今、そんな私たちの想いに
共感いただく方が一人、また一人と増えていること、
そしてこのような大会を継続して開催させていただけていることに、心より感謝しております。
「エステティックグランプリに出逢い、人生が変わりました」
「全国にはこんなにもエステティックにかける想いが深い方々がいると知り、勇気をもらっています」
そのように言っていただけること。これは、本当に何もない中、スタートした4年前には、全く想像もできないことで、今でも夢を見ているようです。
私は、今期、理事長という役割を引き受けさせていただきました。
発足当初から今まで「とにかくエステティシャンを輝かせたい」「もっとエステティック業界をよくしたい」そんな想いで、理事・実行委員の仲間たちと、ただただ、目の前のことに必死に走ってきましたが、
第3回大会を終え、エステティックグランプリが担う「使命」を本気で考えたときに、もっとエステティック業界をよくするために、もっとエステティシャンを輝かせるために、やらなければならないことがある、そのためには、「エステティックの未来を真剣に考えなければならない」そう決意しました。
そのような背景もあり、第4回のテーマは、「未来」とさせていただきました。このテーマを設定し、エステティシャンの未来、エステティック業界の未来、そしてエステティックグランプリの未来を真剣に考えました。
そして気づいたことは、「理想とするエステティックの未来は、ただ待っていても訪れず、自分たちで創っていかなければならない」ということです。
自分たちが「業界をよくしたい」という強い意志を持ち、行動を起こしていくこと。
業界が抱える様々な問題に、真摯に向き合い、
本質的な解決を図ること。
このことが、エステティックの未来を切り開く
ヒントに、なりえるということです。
そこで、今期は業界の未来を創る新たな3つの方針を掲げました。エステティシャンの知識向上、コンプライアンスの浸透、そして全国のスクールとの連携です。
まず、エステティシャンの知識向上。
「夢や誇りを持ったエステティシャンが日本を美しくする」エステティックグランプリは、この大会スローガンを掲げています。
私が全国の地域勉強会を周る中で、たくさんの夢や誇りを持ったエステティシャンに出逢うことができました。
しかし同時に、現場で即活かすことができる、知識を学ぶ場が少ないという声も多く聞こえてきました。
そこで、現場で必要な知識が学べる「知識向上取り組みシート」、そして知識向上のための勉強会をスタートいたしました。
2つ目は、コンプライアンスの浸透です。
エステティックのコンプライアンスは非常に難しい問題です。しかし、コンプライアンスを学んでいくことで、結果的に自分たちのサロンや業界を守ることにつながる、そう思っています。
そのために全国主要都市で、他の業界団体様にもご協力いただき、勉強会を開催し、たくさんのサロンオーナー様やエステティシャン方々にご参加いただくことができました。
そして3つ目。全国のスクールとの連携。
「エステティシャンという素晴らしい仕事に就く学生さんがもっと増えてほしい」
「これからの業界を担う未来のエステティシャンたちにもっともっと夢や誇りを持って欲しい」
このような想いを感じていただきたく、本日は約500人の学生さんにこの会場に来ていただいています。
大きな未来も大事ですが、まずは目の前のことに全力で取り組むこと。
エステティシャン1人1人にもっと知識を学ぶことの楽しさを知っていただきたい。
コンプライアンスを学び、自分たちのサロンや業界を守っていくこと。
サロンがお互いに認め合い、尊重し合い、互いに高め合うこと。そんな1人1人の行動が本当の意味で、エステティックの未来を創っていくと思うのです。
私には夢があります!エステティシャンの頑張りがもっと認められる社会にしたい!エステティシャンの社会的地位が向上され、誰からも認められ、そして必要とされる仕事にしたいのです。
エステティックは、日本中に優しさのきっかけを創っていく仕事。
エステティックは、お客様の人生をも変えるほどの仕事。
エステティックは、仕事を通じ、いつまでも成長できる誇り高き仕事。
そう思うのです。
エステティックグランプリも創業当時から
「夢や誇りを持ったエステティシャンが日本を美しくする」
この大会スローガンを掲げ、多くの方にご支援いただき、回を重ねることができています。
確かに、規模は大きくなったかもしれない、
確かに、知名度も上がったかもしれない、
確かに、価値も上がったかもしれない。
でも、私たちは絶対に絶対に忘れてはならない。
「いったい、何のために、始めたのか」
「何のために、存在しているのか」
「何のために、この活動をしているのか」
自分たちの損得ではなく、
見返りを求めるでもなく、
「エステティシャンたちを輝かせたい」
「エステティック業界をよくしたい」
この「純粋な想い」が、エステティックグランプリの創業原点です。
第1回から築き上げてきた創業理事たち、
そしてエステティックグランプリを成功させようと本気で活動してくれた理事・実行委員の仲間たち、
そして日本にこのエステティックという素晴らしい文化を作り、育んでくださった先人や先輩方に敬意と感謝を込めて、
私たちは、決して止まることなく、進化・成長し続けなければなりません。
私は、このことこそが「未来のエステティックのために必要なこと」そう強く、強く感じています。
最後に、
本日は、大変お忙しい中、ご来場くださった
5000人(会場)の皆様、
エステティックグランプリの趣旨に賛同し、エントリーしてくださった全国724サロンの皆様、
昨日、今日と素晴らしい技術を披露してくださった代表エステティシャンの皆様、
本日、私たちに多くの気づきと学びを与え、想いのこもったプレゼンテーションをしてくださった代表3サロンの皆様、
多大なご支援くださったサポーター企業の皆様、
エステティックグランプリに関わってくださったすべて皆様に、エステティックグランプリ理事・実行委員を代表いたしまして、心より心より感謝申し上げます。
本日は、本当に本当にありがとうございました。
大会参加数
エントリーサロン数 | 724サロン |
---|---|
サポーター企業数 | 55社 |
4/21 セミファイナル 来場者数 | 約900人(運営スタッフ含む) |
4/22 グランプリファイナル 来場者数 | 約4000人(運営スタッフ含む) |
概算収支報告
(単位:円)
収入 | 支出 | ||
---|---|---|---|
実行委員会費(157名) | 3,970,000 | 支部運営費 | 3,379,843 |
覆面調査費 | 10,027,200 | ||
エントリー費(541サロン) | 17,416,952 | 広告宣伝費(製作・広報・印刷・出展費) | 4,786,168 |
関連グッズ売上げ | 2,268,404 | 関連グッズ(製作・仕入費) | 6,117,097 |
サポーター協賛金 | 37,450,000 | 会場費(大会・会議) | 7,325,004 |
観戦チケット売上げ | 10,042,362 | イベント費(演出・設営費など) | 15,793,583 |
その他収入 | 1,214,284 | 運営費(事務局委託費・外部委託費・活動費・送料など) | 24,083,925 |
小計 | 72,362,002 | 小計 | 71,512,820 |
合計 | 849,182 |
※余剰金は次回大会へ繰越し